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FictionJunction Station Fan Club Talk & Live vol.#1 のおもひで

随分と久しぶりな更新となってしまった。

 

世の中は大型連休を前に、またもや緊急事態宣言が出されたりと相変わらず新型コロナウイルスに翻弄されているが、今日は少し落ち着いていた時期に行ったライブのお話をしようと思う。

 

思い返せば、最後に野球観戦をしたのは福浦さんの引退試合とその翌日。最後にライブに行ったのは、2019年12月15日、17年ぶり一夜限りのSee-Saw復活ライブ。

 

どちらも最高の試合と最高のライブだったので、その時の光景は鮮明に覚えている。

 

まさかそこから1年以上も生で野球やライブを楽しむことができないとは、想像することすら出来なかった。

 

今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなる。特別だったことは、もっと特別なことになる。新型コロナウイルスは私たちの生活を否応なしに大きく変貌させた。

 

今回のTalk&Liveも本来であれば1年前に開催されていたはずのイベントだったが、コロナの影響を受け、度重なる延期を余儀なくされた。

 

しかし、チーム梶浦の皆さんはそんな逆境に負けることなく、イチから会場や座席のレイアウトなどを変更し、公演回数を増やすなど、新型コロナウイルス感染対策を万全にした上で念願の開催に漕ぎつけてくれた。本当に感謝しかない。

 

私も本来であれば全公演に参加したかったが、感染リスクのことも考え、大阪初日の1公演(夜の部)のみ参加することにした。

 

と、いうことで今回はそのLiveレポ。

 

来る2021年4月3日(土)

 

前夜はまるで遠足の前日のように、そわそわ、わくわくで眠れない夜を過ごしたので少し寝不足気味。収納ボックスの奥から、久しぶりにFictionJunctionパーカーを引っ張り出してきて、ばっちり装着。

 

いつもは出発前に必ずチケットを忘れていないかチェックするが、今回は電子チケットなのでスマホさえ忘れなければチケットを忘れたり失くしたりする心配がない。なんとも便利な時代になったものだ。

 

今回は18:00からの公演を選んだので時間には余裕がある。いつもなら早めに出発して、西成でホルモンをアテに一杯やってからLIVEに参戦するのだが、コロナ禍ということもあり、それはさすがに自重。西成の立呑みでソーシャルディスタンスの確保は不可能。嗚呼……でも、久しぶりに食べたい、マルフクのホルモン……。

 

ならば、せめて身体のメンテナンスでもしようと思い、前職時代に慣れひたしんだ大阪駅前ビルで、もみほぐし処のお世話になり、万全の体調でLIVE会場へ。

 

 

 

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今回の会場は松下IMPホール。近くの大阪城ホールには奈々ちゃんのLIVEで何度も参戦したが、こちらの会場は初めて。入口が非常に分かりにくく、何度も建物の中を行ったり来たり。結局5分くらい迷ったかな。2階が会場の入口になっていたので、エスカレーターで昇ると、わずかに人が溜まっている程度。すでに開場時間は過ぎていたので、物販会場をよそ目に、とりあえず入場することに。検温と本人確認をしてから、電子チケットで入場。初めての電子チケットにドキドキしたものの、 案外すんなり終わって少し拍子抜け。やっぱりチケットは、もぎってほしい派かも。

 

ちなみに入場の際、来場プレゼントということでオリジナルクロスをゲット。相変わらず素晴らしいデザインだこと。梶浦さんのセンス大好きだー。

 

 

 

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来場者プレゼント

 

 

 

私の座席はDD列6番。座席レイアウトに関しては全然リサーチしていなかったので、どのあたりの場所か全く想像つかず。そもそもDDってなんぞや、という感じ。

 

貼り出されていた座席図を探してみると、どうも左前あたりの席っぽい。なんとなくで席を探していると、それっぽい席を発見。座る前に念のためもう一度、席番を確認すると『D列6番』。おっと危ない。危うくあとから「席を間違えておられませんか?」と声を掛けられ、恥ずかしい思いをするところだった。

 

では、本当の私の席はどこなのだ……。周りを見渡すと最前エリア付近に会場の固定椅子ではなく、即席の会議用椅子が並べられたエリアを発見。「もしや……」と思い近づくと……あったではないか。DD列が。これは想像できなかったまさかの事態。つまりDD列の場所は、AA列が最前列なので前から4列目の左から6番目の位置。

 

前から4列目の時点で良席なのだが、さらに会場左寄りということは、梶浦さんのファン的には神席。これ、分かる人には分かる話で、梶浦さんは観客席側から見ると基本的に正面ステージ向かって左側で演奏するので、梶浦的ベストポジションと言っても過言ではない神席なのだ。もうこの時点で私のテンションは最高潮。久しぶりの梶浦さんのLIVEをまさかこんな最高の席で観ることができるとは……今日来てよかったよ、ほんと。

 

で、そんな幸せ気分を満喫している間に時間は過ぎ去り、とうとうFictionJunction Station Fan Club Talk & Live vol.#1の幕が開いたのである……。

 

 

会場が暗転すると、梶浦サウンドの醍醐味と言ってもいいダークネスで荘厳なovertureがステージを包み込み、今日の主役たちがゆっくりと登場。

 

まず登場したのは、KAORI・KEIKO ・YURIKO KAIDAの3名。安定と安心のいつものメンバー。

 

そして気になる1曲目は……。

 

1)I'm here / FictionJunction YUUKA

 

もうね、曲の入りを聴いただけで鳥肌もの。コロナ禍で忘れてしまっていた感覚を一気に心と身体が思い出した感じ。また、梶浦さんと歌姫たちが楽しそうに歌っている姿が本当に素敵で、気がついたら1曲目なのに目が潤んでしまった……。

 

しかも、私の大好きなYUUKAの曲をレギュラーメンバーがカバー。KEIKOの素敵大好き低音ボイスとKAORIのパワフルボイス、ゆり姉のハートフルボイスが折り重なって、最高な幸せ空間のできあがり。私は、ようやくコロナに翻弄される日常から、渇望していた非日常へ足を踏みれたのだ。

 

きっと周りのファンたちも同じような心境だったのだろう。1曲目が終わると、万雷の拍手。このままスタンディングオベーションをしてしまいたいくらいの感動に会場全体が包まれていた。そんな拍手の中、ステージが明るくなると満面の笑みを浮かべた梶浦ファミリーの姿が。まだ、誰も何も話していないけれど、きっと会場のみんなの心は通じていたと思う。「やっと、逢えたね」と。

 

まだ拍手が鳴り止まない中、梶浦さんがご挨拶。

 

「こういうご時世なので、本日は沈黙でのご鑑賞をよろしくお願いします。皆さんのお顔はよく見えておりますし、皆さんの表情やジェスチャーもこちらに伝わります。あとは拍手や手振りで伝えていただければ」

 

オッケーです、梶浦さん! 手が腫れるくらいの拍手しますね。

 

「そして改めて、ようこそいらっしゃいました」

 

「このイベントのリハーサルを去年の3月にやりました。その頃は『終わったら飲みに行こうか』なんて話していました。まだそんな暢気な時期だったんです」

 

「それから一年以上経ってようやく本番を迎えることができ、非常にウキウキしております」

 

「今日はどうぞ最後までゆっくりと音楽とトークを楽しんでください」

 

 はい! よろこんで!

 

その後、本日の歌姫たちとフロントバンドメンバーズの紹介があり、トークコーナーへ。今日のイベントは『Talk & Live』なのでね。しっかりトークパートもあるのだ。

 

トップバッターはゆり姉。

 

ちなみに、本日のお題は『この1年で変わったこと、あるいは変わらなかったこと』

 

で、ゆり姉の話を要約すると、最近ジャニーズにハマったことと、モノマネをひたすらやっているとのこと。ちなみに、いくつかモノマネを披露してくれたが、私からはノーコメントで! もう、完璧に楽屋ネタだわ(笑)

 

そんなこんなで盛り上がっていると、時間切れの合図が。ちなみに、今回のトークパートの1人あたりの持ち時間は15分とのこと。

 

お次はJoelleさん。お美しい見た目のまま、性格もお上品なJoelleさん。ゆり姉に対抗したのか、なぜかこちらもモノマネを披露してくださいました。こちらも、私からはノーコメントで!笑

 

で、話は変わり、実は1曲目に歌った『I'm here』は梶浦さんが事前にカバーしたい曲を歌姫たちに訊いたところ、ゆり姉がリクエストした曲だったとのこと。同じようにJoelleさんにもカバーしたい曲を訊いたところ、リクエストしたのがお次の曲。

 

 2)lullaby (Joelle)

 

アルバム『FICTION』に収録されているこの曲。Joelleさんの流暢な英語の歌いっぷりが梶浦サウンド特有のメロディーラインと相まって最高ハーモニーを紡ぐ。

 

そして、lullabyの余韻がまだ残っている中、すぐさま次の曲へ。

 

3)elemental (KAORI / KEIKO / YURIKO KAIDA / Joelle)

 

アイリッシュテイストな前奏から入るこの曲。リズミカルな演奏に乗って4人の歌姫たちもノリノリ。本来ならスタンディングで全身でリズムをとって楽しみたいところだが、今日はスタンディング禁止なので、座りながらリズムを刻む。個人的に梶浦さんの曲の中でも民族音楽的なものが大好物なので、当然の如くこの曲も大好きな1曲。

 

で、このあと本日2回目のトークコーナー。

 

3人目はKAORI 。最近ボイストレーナー、つまり歌の先生の活動を本格的に始めたらしく、自分が教えている子たちが、どんどん自分の歌い方に似てくる的な話。量産型KAORI がいっぱい的な(笑)

 

ほんでお次はKEIKO。

 

いちばん大きな出来事はソロ活動を開始し、梶浦さんにも楽曲を提供してもらったこと。その他にも小さな変化があったり、なかったり。コロナが無ければ気づかなかったようなこともたくさんあったとのこと。あと、無性に人が恋しくなったとの話題に、梶浦さんも、仕事をしていると全然気にならないが、ふとした瞬間に人恋しくなるよねー、的な。あと、やっぱゆり姉の大好きだわーって(笑

 

そして、次の曲は「キラキラした曲をお届けします」と、いうことで……。

 

 

4)luminous sword (KAORI / KEIKO / YURIKO KAIDA / Joelle)

 

5)Alone~Bloody rabbit~Contractor (KAORI / KEIKO / YURIKO KAIDA / Joelle)

 

6)everytime you kissed me (KAORI / KEIKO / YURIKO KAIDA / Joelle)

 

 

普段のLIVEさながらのセトリ。

 

キラキラというよりは、個人的にはバリバリ戦闘曲なluminous sword からのAlone~Bloody rabbit~Contractor への繋ぎ。しっとりテイストな歌い出しからの転調。腹にずっしり響いてくるサウンド。これぞ梶浦曲の真髄という流れ。スタンディングで腕振りたい欲がすごい。で、everytime you kissed meへと繋がれると、もう幸せすぎて泣きそうになる。ちなみに、everytime you kissed meは転調が多いと言われる梶浦曲の中でも5本の指に入る曲とのこと。

 

そして、ここからはフロントバンドメンバーズの紹介コーナーがあった後、本日のゲストボーカルHikaruのトークコーナー。

 

Kalafinaが解散したこともあり、今回のイベントで一番楽しみにしていたのが彼女に会えること。ソロ活動を開始しているのは知っていたが、元気そうで安心した。

 

そんなHikaruのトークコーナーはアニメを観まくっているぜー的なお話。

 

で、お次の曲だが、梶浦さんからさっきのeverytime you kissed meよりも転調が多く、絶対に3本の指には入る曲とのことで……。

 

 

7)Eden / Kalafina (Hikaru / KEIKO / KAORI / YURIKO KAIDA / Joelle)

 

8)destination unknown / Kalafina (Hikaru / KEIKO / YURIKO KAIDA / Joelle)

 

9)stone cold (KAORI / KEIKO / YURIKO KAIDA / Joelle)

 

 

ずっとずっと聴きたかったKalafina曲。Kalafinaが活動していた時は、基本的に梶浦さんのLIVEではKalafina曲が演奏されることが無かったので、ある意味でKalafinaが解散した今だからこそ梶浦さんのLIVEでKalafina曲が聴けるという、なんとも不思議な感覚。とにかく、久しぶりのKalafina曲は言葉にできないくらい最高だった。

 

Edenで眠っていた身体の細胞を呼び起こし、destination unknown で細胞を活性化。

 

Hikaruが楽しそうに、力強く、魂から歌っている姿を見ていると、こちらも今、生きていることを実感できた。

 

からの、間髪入れず強さまのシンバル4連からstone cold 。

 

本日ナンバーワンのスタンディングできず、声も出せないことを残念に思った瞬間。

 

でも、私も含めファンの皆さんのテンションは最高潮で、ステージの歌姫や梶浦さんも思いっきり煽ってくるので、これまでどこか様子をみながら大人しく楽しんでいた方々は「待ってました!」と言わんばかりに腕を振りまくり。もちろん私も腕をブンブン。

 

曲が終わった直後は、声が出せない分、もちろん本日一番の大拍手。

 

その拍手に包まれながら、梶浦さんたちはいったん舞台袖へ。

 

からの、アンコールの拍手もいつもより大きな音で、かつリズムが揃っていたように感じた。

 

ほんの1分ほどで舞台袖から梶浦さん、歌姫、フロントバンドメンバーズが再登場。

 

まずは梶浦さんからLIVEのお知らせ。ずっと延期になっているSoundtrack SpecialとSing a Song公演の案内。日程は変更になっていない公演もあるが、手元にあるチケットは全て払い戻しの対象になっているので、絶対に払い戻しをして、新しく申し込みをしてほしいとの業務連絡。ちなみに、私はSing a Songの大阪公演のチケットが最前列エリアで当選していたので正直残念なところではあるが、この際LIVEが開催されるだけでもありがたい。

 

で、グッズ紹介。今回はお財布事情的に何も買わないつもりだったが、梶浦さんの商品紹介を聴いていると、だんだんグッズが欲しくなってくる。まぁいつものことだが。

 

そして、本日最後の曲。

 

これを選ぶのは迷わなかったとのこと。

 

 

アンコール)アレルヤ / Kalafina (Hikaru / KEIKO / KAORI / YURIKO KAIDA / Joelle)

 

 

新型コロナウイルスに翻弄される今の世界で、光がさす明るい未来へ向かっていこうという強いメッセージが込められていると感じた。

 

この歌を聴きながら、今日この場に来れたこと、梶浦さんや歌姫・フロントバンドメンバーズに会えたこと、みんなが楽しそうに歌っている姿を見れたこと、そして自分がこの空間でこの時間を共有できた幸せを全身に感じながら、最後の1音まで噛みしめた。

 

 

このあとは、新型コロナウイルス感染対策として規制退場を実施したので、最前列エリアの私は最後。おかげでLIVEの余韻にしっかり浸ることができた。

 

退場後は結局物販スペースへ。またTシャツ買っちゃった♪

 

 

 

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グッズリスト

 

 

で、会場を出たのが20時前だったので、軽く晩ごはんを食べてから帰ろうと思い京橋駅方面へ。が、大阪の街は時短営業要請が出ているのをすっかり忘れていた。

 

まずはネットで目星をつけた京橋駅近くのラーメン屋さんへ行くと、店内でお客さんが食事をしているものの暖簾は下げられ、券売機の電源も落とされていた。

 

仕方がないので、この際牛丼でも蕎麦でも何でもいいからお腹に入れようと歩き回るが、この時すでに時刻は20時過ぎ。京橋を諦め、天王寺まで出るも結果は同じ。王将もマクドナルドも最後の望みだった南海そばでさえシャッターが下ろされ、入口には時短営業のお知らせ。

 

結局、駅ナカのコンビニでおにぎりと唐揚げを買って、缶ビールで晩酌。それも他の人の迷惑にならないホームの端っこで。

 

まさか、大阪の街でLIVE後に食事難民になるとは思っていなかったので、唯一このことだけが誤算だったが、ある意味で現実に引き戻さた気がする。

 

 

〜最後に〜

 

実に1年以上ぶりのLIVE参戦。まだ以前のようなLIVEの形ではないけれど、新型コロナウイルス感染対策を万全にして、今回のLIVEを開催してくれたチーム梶浦の皆さんには感謝しかない。

 

久しぶりの梶浦サウンド、歌姫たちの生歌、フロントバンドメンバーズの生演奏、そして念願のKalafina曲解禁。

 

心と身体が忘れかけていた感覚。

 

生きていることを実感すると共に、やっぱり私は梶浦さんの音楽が大好きだということを再認識。

 

本当に素晴らしいLIVEだった。

 

 

 

 

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