今回は、私の地元ではないですが静岡の渋い中華屋さんをご紹介。
中華飯店のあき 三島駅前店さん。
熱海遠征(温泉)の帰りに立ち寄りました。
歩いていると偶然見つけてたまたまの訪問……ではなく、以前テレビの『天津飯特集』で紹介されていたのを観て、無性に行きたくなったのです。
三島駅から歩いて、ほんの数分。食品サンプルが入っているショーケースと、赤い暖簾がお出迎え。いいですね、テンションが上ります。
店の外にグループが溜まっていたので、順番待ちかな……と思い、私も並ぼうとしますが、どうやら食事を終えて出てきたグループだったようです。地元の人たちかな。
さて、店内に入るとすぐにテーブル席が所狭しと並んでいます。奥には団体用の席がある感じでしたが、私はひとりだったのでテーブル席に案内されました。
初めて入る中華料理店では、だいたいラーメンの半チャンセットと餃子、というのが私の基本ですが、今回に関しては目的があったので、迷わず「天津飯!と、餃子!と、ビール!」をオーダー。
いかにも常連っぽい感じで注文しましたが、残念ながら服装や荷物が完璧に旅行客です。
待っている間に店内を見渡すと、この日は休日ということもあり、地元の親子連れと、おじさんがひとり。ちなみに、おじさんのテーブルにはライスと餃子のみ。それを黙々と食しています。このおじさん、なかなか通ですな。
などと勝手に思いながら、待つこと約10分。
来ました来ました、私の天津飯。
おー、餡だく。
素晴らしいビジュアル。
事前にテレビで観ていたので心の準備はしていたつもりですが、実際に目の前にするといい匂いも手伝い、テンションが上がります。
温かいうちに、すぐさまかきこみます。
あっつ。当然ですが、熱々の餡がたっぷりかかっている作りたての天津飯は激アツです。
口に含むと、大きく広がる餡の海。甘めの餡でやさしい味付け。
そこに、たまごに包まれたごはんが、どんぶらこどんぶらこ。
自家製チャーシューの荒波に揉まれます。
……うまい。
それと、スパイシーな後味は八角でしょうか。
そもそも八角自体あまり食べる機会もないですし、もちろん天津飯に入っているのは初めてですが、これがなかなか合います。
正直、甘酢餡は個人的にあまり得意ではなく、関西でもあまり馴染みがないですが、この天津飯は旨い。
口いっぱいに天津飯をほうばっていると、餃子も到着。
見た目通り、肉厚でシンプルにおいしい餃子です。
餃子のタレは無かったので、酢醤油でいただきます。
うん、これはビールがすすむ。
キンキンに冷えたジョッキで出てくる、ご当地生ビール、最高ですね。
ちなみに、静岡にはサッポロビールの工場がある関係で、飲食店でもサッポロビールをよく見かけました。これも関西ではあまり呑む機会がないですが、想像以上に美味しかったので、滞在中はひたすらサッポロビールばかり呑んでいました。
天津飯ぱく。
餃子ぱく。
ビールぐび〜。
うん、これはエンドレスにいけます。
で、あっという間に完食。
本当はもっと他のメニューも追加注文をしたかったのですが、遠征最終日で持ち合わせの現金が心もとなかったので、今回はやめておきました。
キャッシュレスに慣れてしまうと、あまり現金を持ち歩かなくなってしまうので、ふとした瞬間に焦りますよね。
いやー、それにしても天津飯の世界、奥が深いですね。
次回はぜひ、他のメニューも試してみたいです。
ひとりだと食べることのできる量に限りがあるので、出来れば複数人で訪れることをオススメします。
ごちそうさまでした!
あと、この日は奥で家族連れが仲良く食事をされていましたが、こういう地元の人たちに愛されるお店って本当に良いですよね。もちろん、大型チェーン店のように大きな店舗も良いですが、旅先で訪れるなら、やっぱりこういうこじんまりとした地元民に愛されるお店の方が、私は好きです。
それに、お店に余裕があれば、店員さんともお話したりして楽しい会話をすることもできるし、旅先での飲食はやはり旅の醍醐味ですね。
最近は新型コロナの影響で、すっかり旅に出かける機会も減ってしまいましたが、また何も気にせずに、ふと思いつきでぶらりと放浪の旅に出かけることができる日がやってくることを切に願います。
では、最後にお店の情報を記載しておきます。
天津飯は本当にオススメです。それ以外の料理も絶対に美味しいと思うので、機会があれば、ぜひ一度訪問してみてくださいね!
※営業時間等の情報は、新型コロナの影響で変わっている場合があるので、正確な情報を知りたい方は、直接店舗にご確認ください。
【店舗情報】
中華飯店のあき 三島駅前店
静岡県三島市一番町13-16
055-975-0523
JR三島駅から徒歩3分程度
※定休日、営業時間等は直接お店にご確認をお願いします。